クラウドファンディングで作ろうとしているアートカードについてご紹介したいと思います。
アートカードとは、ゲームの要素を取り入れ、遊び楽しみながら作品に親しみ、鑑賞を深めることができる美術鑑賞教材です。こどもから大人まで年齢問わず利用でき、さまざまな場面に合わせて利用方法を工夫できることが特徴です。表面にカラーで作品の写真を、裏面には作品や作家紹介、「描かれているのは何時頃?」や「どんな表情?」など、作品をもっと鑑賞してみたくなるようなコメントが付けられています。
当館では、昨年の特別展「令和2・3年度市町村立美術館活性化事業 第21回共同巡回展「板橋区立美術館・豊島区所蔵 池袋モンパルナスー画家たちの交差点ー」」の出品作品で一度アートカードを作成しました。それを、酒田市教育委員会と連携した新たな取り組みであるスクールプログラムで、学校の先生や児童のみなさんに活用いただくことができました。最初は「アートカードってなんだろう?」とみなさん不安げでしたが、これが一度やってみると、楽しい!そう言って、盛り上がるんです。
アートカードには、いろいろな遊び方があります。例えば、家族や友達にプレゼントするとしたら、どの作品が良いかを考えてみる「あなたに贈るこの一枚」や、作品について質問しながら、細かく見たり比べたりしながら作品を当てる「名探偵ゲーム」、アートカードを使って自分たちだけの展覧会を作成する「ようこそ!〇〇〇展へ」などといった面白いゲームがあり、一度やってみると、もっとやってみたい!と思わず大人も子どももワクワクしてしまいます。
こうして、アートカードで楽しみながら収蔵品に触れてもらい、いざ収蔵品展のときに本物を見て、「こんなに大きな作品なんだ!」「角度を変えて見るとぜんぜん違う表情をしてる!」などと新たな発見をしていただけたら、とても嬉しいです。
ぜひクラウドファンディングを成功させ、当館の収蔵品でアートカードをつくり、たくさんの方により多くの収蔵品に触れて、知っていただきたいです。
当館の活動をご理解いただき、ひとりでも多くの方にご支援いただけましたら幸いに存じます。何卒よろしくお願いいたします!
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