当館収蔵品で美術鑑賞教材アートカードをつくるためにクラウドファンディングを開始して、数日が経ちました。ご支援くださった方、また情報を拡散してくださっている方、本プロジェクトに興味を持ってくださっている方々、本当にありがとうございます。

当館でクラウドファンディングのために特別にご用意したリターン品のなかからひとつご紹介したいと思います。なんと、当館収蔵品でもある、佐藤真生（さとうまさお）さんの《黄昏漁之譚》の複製画（A4サイズ・額あり、サイン入り）が数量限定ではありますが、リターン品としてございます！
真生さんは酒田市出身の作家さんで、当館のオリジナルトートバックのデザインも担当くださっています。現在も国内外で精力的に個展や作品の発表を行い、2016年には酒田市美術館で特別展「佐藤真生の世界展　間（Ma）」を開催、また酒田市主催のアートマルシェや鐙屋で庄内ゆかりの作家６人集まって開催された「あぶみあーと」など、地元酒田での活動も継続的に行っています。

《黄昏漁之譚》という作品は、日本海を背景に、新田川でイトヨ釣りをする人物が描かれています。かつてイトヨは新田川に数多く遡上し、イトヨ釣りは酒田における春の風物詩でした。人物の衣裳にはかつての酒田の市章が模様として描かれ、背景には鳥海山や花王の工場等が描かれ、作者が思い描くふるさと・酒田のノスタルジックな世界が表れている作品です。この機会にしか手に入らない貴重なリターン品です。

クラウドファンディング、アートカード制作プロジェクトとあわせてリターン品についてもぜひご覧ください。
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