板橋区立美術館と豊島区は池袋モンパルナスに関連する画家たちの作品を収集してきました。本展は、両館のコレクションで構成され、「池袋モンパルナス」と題した詩を書き、芸術家たちに多大な影響を与えた詩人・小熊秀雄の作品を皮切りに、画家たちが互いを描いた肖像画や自画像、また、アトリエ村周辺の風景画をとおして、池袋モンパルナスの全貌に迫ります。そして、池袋美術家クラブ、新人画会などに参加していた画家を中心に、彼らが会派を越えて切磋琢磨し、戦前から戦後の激動の時代の中で芸術に情熱を注いでいた様子を紹介します。
また、池袋モンパルナスには全国各地から上京してきた画家たちが暮らしていたことが大きな特徴として挙げられます。彼らの中には、戦後も東京で制作した者もいれば、故郷に帰り活躍した者もいます。本展は、しもだて美術館、瀬戸市美術館、そして酒田市美術館を巡回します。開催館ごとにその地域に根差した池袋モンパルナスゆかりの作家を紹介します。
❑酒田市美術館では地域ゆかりの作家として、本市出身の斎藤長三と鶴岡市出身の今井繁三郎の作品を展示します。
❑関連イベント
①本展覧会アドバイザーによるギャラリートーク
講師:板橋区立美術館 学芸員 弘中智子氏
★諸般の事情により、講師の方によるギャラリートークを中止し、当館担当学芸員によるギャラリートークに変更します。ご了承ください。
当館担当学芸員:武内 治子(学芸主任)
日時:11月20日(土)午後1時~
定員:15名(要観覧券又は年間券) 場所:展示室内
申込み:11月10日(水)午前9時より要電話申し込み
②当館学芸員によるギャラリートーク
日時:11月27日(土)、28日(日) ①午前11時~、②午後2時~
定員:15名(要観覧券又は年間券) 場所:展示室内
申込み:11月10日(水)午前9時より要電話申し込み
③ワークショップ「絵の具でトントン!ふしぎなせかい」
黒い紙に絵の具をスタンプして不思議な世界を描きます。完成した作品は会期中、美術館に展示します。
講師:東北芸術工科大学准教授 松村泰三氏
日時:12月5日(日)①午前10時30分~定員に達しました ②午後2時~
定員:各回8名(小学生以下は1名に付き1名保護者同伴必須) 場所:美術館ミーティングルーム
参加費:500円 申込み:11月20日(土)午前9時より電話申し込み
※汚れても良い服装で参加ください。
④高校生×劇団ワンライブによる詩の朗読会
詩人・小熊秀雄の詩や高校生たちの詩を朗読します
出演:酒田西高等学校、酒田光陵高等学校、酒田南高等学校の文芸部の皆さん、劇団ワンライブ(代表:梅津一生氏ほか)
日時:12月19日(日)午後2時~ 定員:20名(要観覧券又は年間券)
場所:展示ホール
申込み:12月5日(日)午前9時より電話申し込み
当日の様子は当館公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
こちらをチェック↓↓↓
https://youtu.be/vSUdr0h2ZzU
⑤連携展示/東北芸術工科大学「東北画は可能か?」
2015年より今井繁三郎と縁を結んだ「東北画は可能か?」。本展では、今井からインスパイアされた作品や、庄内地域の作家たちの作品を展示します。
場所/美術館彫刻回廊
期間 | 2021年11月20日(土)~2022年1月10日(月・祝) |
時間 | 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分) |
観覧料 |
一般900(800)円、高校生450(400)円、中学生以下無料 ※( )内は団体料金 |
休館日 | 12月より毎週月曜日(祝日の場合翌日)、12月29日(水)~2022年1月3日(月) |
主催 | 第21回共同巡回展実行委員会、公益財団法人さかた文化財団 |
共催 | 酒田市、酒田市教育委員会 |
特別協力 | 板橋区立美術館、豊島区 |
助成 | 一般財団法人地域創造 |
協力 | 今井アートギャラリー、東北芸術工科大学 |
※作品画像の無断転載・複製を固く禁じます。