【酒田市美術館・土門拳記念館連携企画】
山岳写真家・白簱史朗(1993-2019)は、父が旧・八幡町(現・酒田市)出身であったことが由縁で、鳥海山を「父の山」と呼び、幾度となく通い多くの写真を撮影しました。
1951年に富士山の写真家・岡田紅陽に師事し、カメラ操作から始まり表現方法や写真の現像などのあらゆる技術を習得します。その後、1962年に「山だけを撮る写真家」として独立宣言をし、自分だけの「心の山」を追い求め、世界や日本の名峰に挑み続けました。
白簱は、四季折々に魅せる表情豊かな山の姿の中でもとりわけ、山にかかる「霧」や「雲」を生かした構図で、自分だけの独自の表現方法を追求し、優麗な山の姿を撮影しました。
本展覧会は、没後初となる回顧展として、下積み時代のバレエの舞台写真から、ヨーロッパ・アルプスやヒマラヤなどの世界の名峰、南アルプスや富士山、鳥海山などの日本の名峰、さらに尾瀬、高山植物などの写真を一堂に介し、白簱芸術の全貌に迫ります。
関連イベント
①益田幸郎氏講演会「白簱史朗とカナディアンロッキー」
日時:4月29日(土・祝)14:00~15:00
場所:市民ギャラリー
定員:30名
申込:当日13:00より美術館受付で整理券を配布します。
②プロアドベンチャーレーサー田中陽希氏講演会「鳥海山の魅力と日本三百名山について」
☆整理券は全て配布終了いたしました。
日時:5月3日(水・祝) 14:30~15:30
場所:市民ギャラリー
定員:60名(自由席)
申込:4月30日(日)9:00より美術館受付で整理券を配布します(電話申し込み不可)。講演会当日は、整理券を必ずご持参ください。※整理券を紛失した場合、再発行は致しませんので、当日まで大切に保管ください。※整理券は年間券をお持ちの方は1人3枚まで、当日観覧券購入予定の方は1人1枚までです。年間券をお持ちの方は整理券配布時に年間券をご提示ください。※整理券を2~3枚欲しい方は配布日前に予め年間券を窓口でご購入することをお勧めします。
③こどもの日特別イベント「化石はどこから来たの?写真の中にひそむ地球の不思議」
白簱史朗の作品鑑賞と美術館内を探検しながら地球と化石のことをお話しします。
日時:5月5日(金・祝) ①10:00~11:00 ②14:00~15:00
講師:大野希一氏(鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会事務局次長兼主任研究員)
定員:各回10名
対象:小学生以上(保護者同伴必須)
場所:展示室
申込:4月23日(日)9:00より美術館電話受付(☎0234‐31‐0095)
④萩原浩司氏(「山と溪谷」取締役)によるギャラリートーク
『山と溪谷』元編集長で白簱史朗の写真集を担当した萩原氏が、作品のみどころをお話しします。
日時:5月13日(土) ①11:00~12:00 ②14:00~15:00
場所:展示室内
申込:不要
⑤赤沼健至氏(燕山荘グループ代表)講演会「北アルプスの魅力と白簱史朗について」
北アルプス燕山荘の社長で父の代から白簱史朗と親交がある赤沼氏が、小屋でのエピソードなどをお話しします。
日時:6月4日(日) 14:00~15:00
場所:展示ホール
定員:30名
申込:当日13:00より美術館受付で整理券を配布します。
★①~⑤まで参加費は無料(但し、要観覧券又は年間券)
■会場限定!白簱史朗展オリジナルグッズ販売
ミュージアムショップにて、本展覧会の「図録」ほか、オリジナルTシャツ、ステンレスボトル、トートバッグ等多数販売します。また、貴重な写真集も販売しています。ぜひこの機会にお買い求めください。
▶本展覧会特設サイトはこちら(白簱史朗保存会作成)
期 間 | 2023年4月29日(土・祝)~2023年6月25日(日) |
時 間 | 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分) |
観覧料 |
一般900円(800円)、高校生450円(400円)、中学生以下無料 |
休館日 | 無 休 |
主 催 | 公益財団法人さかた文化財団 酒田市美術館 |
共 催 | 酒田市 |
企画協力 | 一般社団法人 白簱史朗保存会 |
協 力 | 南アルプス山岳写真館・白簱史朗記念館、南アルプス市立美術館、南アルプス芦安山岳館、フジフイルム スクエア、株式会社 山と溪谷社、株式会社 写真弘社、株式会社 フレームマン、一般社団法人 鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会 |
◎酒田市美術館・土門拳記念館連携企画
土門拳記念館展示▼
「田淵行男と白簱史朗―山岳写真の追求者たち―」会期:2023年7月13日(木)~9月12日(火)
※土門拳記念館では、当館展示作品以外の白簱史朗作品を展示予定です。